【バスケ】スタッツの大まかな解釈の仕方

こんにちは、らんそうるいです。突然ですが、バスケのスタッツって、色々なタイプがありますよね。NBA公式サイトではトラディショナル、アドバンスド、トラッキングなどなど、たくさんのタイプのデータが公開されています。正直、慣れていない人にとっては、よく分からないのではないかと思います。そこで、この記事ではもっと粗い、大まかなスタッツの解釈の仕方(私はこうやってるよ)を紹介したいと思います。

  • 対象となる読者:スタッツに興味を持ったけど、たくさんタイプがありすぎて目眩がしている人
  • この記事の結論:スタッツは量を表すものか、効率(質)を表すものなのかに注意すると解釈しやすい

この記事ではまずNBA公式サイト形式の整理の仕方を紹介し、その潜在的な問題点を指摘します。次に、代替案として量か効率(質)に注目する整理を紹介します。では、やってみましょう!

NBA公式サイト形式の整理

どんな整理の仕方か

NBA公式サイト形式の整理は、スタッツが測定・発明された歴史と関連が深いと思っています。それは例えばトラディショナル(=伝統的な)スタッツ、アドバンスド(=高度な)スタッツといった分類名に現れています。歴史的に新しいスタッツは新しい分類名をつけることによって、対応されてきました。例えば、選手の位置情報データはトラッキングと呼び、分類を新設してきました。

潜在的な問題点

この整理の仕方は場当たり的で、らんそうるいはあまり好きではありません。今後、技術の進歩によって、新しいスタッツがどんどん測定・発明されていくと思いますが、何か新しいスタッツが提案されるたびに、分類名を新しく設定する必要が出てきます。こんなの、覚えてられないと思います。

また、これはトラディショナル vs. アドバンスドスタッツの比較なのですが、分類名からそのスタッツが何を表しているのか分からないという問題点もあると思います。

そこで、スタッツを量と効率(質)の2種類に分ける「らんそうるいが個人的にやっている」整理を紹介したいと思っています。

量と効率(質)に注目した整理

この整理の長所

どんなに新しいデータが出現したとしても、量か効率(質)のどちらかには分類できると予想しています。そのため、新しい分類名をいちいち覚える必要がない点が、この整理の長所だと思っています。

量のスタッツ

量のスタッツとは、得点・フィールドゴール試投数・フィールドゴール成功数などです。プレイの数を集計したもので、その意味で基礎的なものです。

基礎的だからといって、必ずしも古くからあるスタッツに限定しているわけではないことに注意してください。例えば、新しいスタッツですが、選手の走行距離などは量を表すスタッツに分類します。

効率(質)のスタッツ

効率(質)のスタッツとは、フィールドゴール成功率・eFG%・TS%などです。集計したプレイの量を何らかのスタッツで割り算して作成することが多いです。何らかのスタッツとして代表的なものは、ポゼッション、出場時間などだと思います。今後、走行距離といったデータも分母に使われるようになるかもしれません。

効率(質)のスタッツは、割り算しているため「そのプレイがどれくらいあったのか」という情報を失っています。フィールドゴール成功率が50%だったからといって、2本シュートを放って1本成功したのか、10本放って5本成功したのか、といった情報を失っているということです。なので、効率(質)のスタッツと量のスタッツを併用することが大切です。

効率(質)のスタッツは量のスタッツから計算されるため、量のスタッツよりも後発になることが多いです。

最後に

というわけで、NBA公式サイト形式の整理の問題点を指摘し、我流の分類について語ってみました。参考になったら幸いです。

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